2011年06月20日
他の特許事務所のホームページを拝見することがあります。とても勉強になることを書いてらっしゃる先生が多く、いつも感心しています。しかし、1点だけ、いつも気になることがあります。

 弁護士さんや、司法書士さんなどのホームページであれば特段気にならないのですが、特許事務所のホームページだととても気になるのです。どこが気になるかというと「実績のある技術分野」、「取り扱い技術分野」とか書いてある部分です。このような記載がある一方で、「コンフリクト」や「対応可能な技術分野」についての記載が一切ない特許事務所があまりにも多いのです。

 弁護士さんや、司法書士さんなどは、実績=専門分野、得意分野、ということになりますから、依頼者側からすると、実績が書いてあると、頼みやすく、安心です。一方、特許事務所の場合はどうかと言うと、実績=コンフリクトの可能性のある技術分野、対応できない可能性のある技術分野、ということになります。しかし、そのことをご存知ない方は、実績=専門分野、得意分野、と解釈して仕事を依頼してしまうかもしれません。ですから誤解のないような説明が必要です。

 また、そのことをちゃんと理解している方がコンフリクトのことを心配して聞くと、「担当者を分けていますので、ご心配はございません」なんていう怪しげな営業をする特許事務所があるようです。下記のように「権利範囲がまともに重複することがほとんどない」というような住み分けがある程度できる分野について新規に受任する、という姿勢が特許事務所には必要かと思います。

 同じ技術分野でも商品分野が全く異なる場合(例:制御ソフトやビジネスモデル)
 同じ商品分野だけど技術分野(基本原理)が全く異なる場合(例:電池やトランジスタ)

 担当者を分けるのではなく、分野を分けることこそが、クライアントの安心につながると思います。
 皆様もそう思いませんか?
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